Tuesday 28 April 2015

チャンピオン!

オークランドシティFCは、今晩Suvaで行われたチーム・ウェリントンとの対戦でペナルティ戦を4-3で制し、5シーズン連続でOFCチャンピオンズリーグのタイトルを手にした。

試合開始後わずか14分におけるJoao Moreiraによるペナルティによる得点により、オークランドシティFCがボールポゼッションを支配し、時折緊張感の走るシーンが訪れる試合を落ち着かせた。

オークランドシティFCディフェンスは、チーム・ウェリントンの攻撃を抑え、最大の脅威であるセットプレイからの攻撃さえもほとんど許すことはなかった。

チーム・ウェリントンの最も危険な攻撃は、対戦相手であるオークランドシティFCのディフェンダー岩田卓也の厚意によりもたらされ、彼の予測不能のバックパスにより、チームメートのゴールキーパーTamati Williamsは即興で、不格好なヘディングによるクリアをさせられることになった。

しかし、試合は後半にドラマチックな展開を見せ、試合終了まで残すところわずか6分のところで、チームウェリントンのIan Hoggが値千金の同点弾を決め、試合を1-1の同点へと戻した。
 
もし、延長前半をチーム・ウェリントンのゲームだったならば、後半は、オークランドシティFCが試合を優位に進めたと言える。チーム・ウェリントンのChris Baleが退場し、2本目のペナルティキックが与えられたが、Darren Whiteのシュートは、チーム・ウェリントンのゴールキーパーMichael O'Keefeによって止められ、試合はOFCチャンピオンズリーグのファイナル史上初のペナルティ戦までもつれることとなった。

ペナルティ戦で、オークランドシティFC のゴールキーパーTamati WilliamsLuis Corralesのシュートをセーブし、再びネーヴィーブルーズのヒーローとなる一方、Ian Hoggはペナルティをクロスバーの上へと蹴ってしまった。チーム・ウェリントンのO'KeefeMario Bilenのペナルティを止め、チームをレース(試合)に留めたが、Daewook Kimが試合を決定するシュートを防ぐことはできなかった。

この勝利により、ネーヴィーブルースは、日本で開催されるFIFAクラブワールドカップへの出場権と659千ドル(約8千万円)を得ただけでなく、レアルマドリードが1956年から1960年にかけて樹立した5大会連続のチャンピオンズリーグ優勝の記録に並んだ。

ファイナルキックオフ前の時点で、4大会連続でチャンピオンズリーグのタイトルを手にし、アルゼンチンのインディペンディエンテと同じ記録で並んでいたオークランドシティFCは、この試合の勝利により、7つの大陸チャンピオンズリーグタイトルを手に入れ、ACミラン、インディペンディエンテと並び、合計チャンピオンズリーグタイトル数の記録で3位タイとなった。

Ramon Tribulietx監督の指揮下で、チームが持つ7つのチャンピオンズリーグタイトルの内5つを手にしたオークランドシティFCの上には、10個のチャンピオンズリーグタイトルを保持するレアルマドリード、そして、8つのタイトルを持つアルアハリの2チームがあるのみとなった。

この試合の勝利により、オークランドシティFCは、FIFAクラブワールドカップにおける銅メダルの獲得の他、OFCチャンピオンズリーグ、OFCプレジデントカップ、ASBプレミアシップマイナータイトル、ASBプレミアシップタイトルを全て制覇するという史上初の成功を収めたシーズンを終えた。

このチーム・ウェリントンに対する勝利は、2015111日から続くネーヴィーブルースの全ての大会における連勝記録を18へと延ばした。また、クラブは、6つの国内リーグタイトルを保持し、最多タイトル数を誇るマウント・ウェリントン、クライストチャーチ・ユナイテッドの記録に並んだ。

フィジーで行われた今回のOFCチャンピオンズリーグにおいて記録した495分間無失点での5連勝もまた、オセアニア記録であり、最後に喫した失点は201453日に行われたOFCチャンピオンズリーグファイナルにおける失点まで遡る。

モロッコで行われたFIFAクラブワールドカップにおいてオークランドシティFCは、ウズベキスタンとの0-0の引き分けを含む250分間無失点という素晴らしい記録を達成した。

他に達成したマイルストーンの中には、最初のASBプレミアシップ優勝クラブ、または、FIFA主催の大会において初めてメダルを獲得したニュージーランドのチームとなったことが挙げられる。

オークランドシティFCは、また、Halberg Awardsのチーム・オブ・ザ・イヤーにもノミネートされ、一方、チームのベテランキャプテンIvan Vicelichは新年のニュージーランドメリット勲章の受勲者リストに名前が載せられた。

チームは428日火曜の早朝午前1:45にオークランドに戻り、52日土曜日にチームのベースであるサンドリンガムでのアウォードディナーが素晴らしいシーズンの最後の活動となる。
 

Friday 24 April 2015

岩田がフィジーの小学校にサッカー用具を寄付

オークランドシティの岩田卓也が、ナシヌ小学校の子供達に、サッカー用具の入った14箱の贈り物を届けた。

OFCチャンピオンズリーグで戦うオークランドティFCのディフェンダーとしてフォージーを訪れている岩田(32)は、現地の子供たちがサッカーを心から楽しんでプレーする姿を目にし、サッカー用具を取り寄せた。

岩田は、ソーシャルメディアを利用して、自分の母国である日本に支援を呼びかけ、スパイク、練習着、レプリカユニフォーム等を贈り、大きな反響を呼んだ。

 「自分のアイデアではないのですが、友人からソーシャルメディアを通じて提案があり、協力しながらサッカー用具を集め、フィジーの子供達に贈りました」

「フィジーの人々は、どこへ行っても笑顔で優しく迎えてくれ、みんなスポーツやサッカーが大好きでした」

「ですが、驚いたことに、私達が参加しているオセアニアチャンピオンズリーグのある試合で私に気持ち良く接してくれたボールボーイや沢山の子供達が、靴やスパイクを持っていない事に気付いたのです」と、岩田は語った。

「そこで、私がささやかな行動を起こす事で、人々の暮らしを少しでも変える事ができればと思いました」

オークランドシティFCのメディアマネジャーのゴードン・ワトソンは、今回の寄付はサイクロンの壊滅的な被害を受けたバヌアツに対して行ったクラブの社会貢献活動と関連している、と説明した。

「我々は、これまで3年間に渡り、バタフライ基金を通じて、バヌアツの離島の学校にスポーツ用具を贈ってきた。今回の岩田選手の寄付は、人々に届く新たな方法である」

「オークランドシティFCは、オセアニアを代表するクラブのひとつとしての責任を感じており、これまでにこの地域を代表して世界大会に出場できたことを誇りに思う」

「我々はこの地域に暮らす市民であり、同じ地域に暮らし我々と同じようにサッカーを愛するものの物資に恵まれない人々を支援するのは当然である」と、ワトソンは語った。

ナシヌ・ムスリム小学校を訪問する岩田卓也選手

原文

ドルデヴィッチのヘディングで決勝進出


オークランドシティFCは今日、スバのANZスタジアムでFCガイチャに対し1ー0で勝利し、5回連続でOFCチャンピオンズリーグの決勝へと駒を進めた。

FCガイチャは2位グループからグループステージ4チームの最後の一枠をつかんだチームであるが、ニューカレドニア代表のバートランド・カイが脅威となり、珍しくオークランドを苦しませることとなった。

しかしオークランドシティFCはオセアニアチャンピオンズリーグで得たタフさや経験値により、
後半途中に先制点を挙げるまで耐え抜き勝利を手にした。


前半は両チームとも目立ったチャンスは一度ずつのみであったが、オークランド側はマルコ・ドルデヴィッチのヘディングシュートがクリアされた時にはかなりフラストレーションを抱えていただろう。
ガイチャ側はジム・オーカーがカイのポストプレーからエリアの付近で放った1本がもっともオークランドゴールに迫った。
ドルデヴィッチは後半にヘディングでもう一度チャンスを作った。しかしファーポスト付近でフリーになったものの正確に合わせきることができなかった。
後半途中にキム・デウクのフリーキックを頭でドルデヴィッチが完璧に合わし、これがキーパーのロッキー・二キーンの横に決まり、このセルビア人のフラストレーションは一気に解放された。 
バートランド・カイがケガによりピッチを離れてからは、ガイチャはゴールチャンスを作り出すことができず、オークランドの勝利は確実になり5回連続の決勝に向かっていった。
オークランドシティFCの監督ラモン・トリビュリエッチはその結果に歓喜したが、この準決勝が接戦であったことには驚いていなかった。
「トーナメントの試合は決して楽なものではない。そしてFCガイチャはハイプレッシャーで攻めてきた。しかし、我々は最終的にセットプレイをものにすることができた」 
「結果に満足しているよ。このようなトーナメントの試合はタフなもになる。前半は私たちは高いラインからのプレッシャーを打ち破ることができなかった。だが意識して相手のディフェンス4枚の裏に抜けることを続けた」
「一試合を通して、後半に多くチャンスを作った。そして決勝にむけて勝利することができた」と彼は語った。

オークランドシティFCはOFCチャンピオンズリーグの決勝に向けて5日間準備する時間がある。決勝では今晩のバとチームウェリントンによる準決勝の勝者とあたることになる。


原文

Sunday 19 April 2015

モレイア、ハットトリックの喜び

ほんの6ヶ月前に足に金属のピンを埋め込んだストライカーのジョアン・モレイアは、オセアニアチャンピオンズリーグのアミカレ戦でハットトリックを決め、華々しい復帰を飾った。

ポルトガルのアマドラ出身で29才のモレイラは、プレシーズンに行われたウエスタン・ユナイテッドとの練習試合で悪質なタックルを受け、オークランドシティFCのクラブワールドカップでの快進撃に加わることはできなかった。

足を固定するために鉄のピンを埋め込んだため、モレイラはサッカーから遠ざかっていた。

しかしながら昨晩行われたアミカレとの試合で、この頼れるフォワードは圧巻のプレーで3点を奪い、ケガの悪夢を払拭すると共に、オークランドシティをOFCチャンピオンズリーグの準決勝に導いた。

ポルトガルU20代表の経験を持つモレイアは、オークランドシティの選手として全ての大会を通じてこれで通算12得点、昨晩の試合ではダレン・ホワイトのコーナーから、相手キーパーのマウロ・ボエルキーノが守るゴールをボレーで破り、開始僅か3分で得点を挙げている。

原文

Saturday 18 April 2015

オークランドシティがアミカレを破る

オークランドシティFCは、今晩スバで行われた、神経をすり減らすようなアミカレとの試合を3-0で制し、オセアニアチャンピオンズリーグの準決勝進出を決めた。

オークランドシティは、この試合が始まる前に、引き分けでも準決勝に進出が決まり、火曜日の試合でアミカレと再戦することを知って試合に臨んだ。

しかしながら、前回王者のオークランドシティは、試合開始直後から着実な試合運びで3ゴールを挙げ、完封。得失点差でアミカレを予選リーグ敗退に追い込んだ。

ジョアン・モレイアが、開始僅か3分で至近距離からボレーを叩き込み先制。

ポルトガル出身のストライカーであるモレイアは、後半中頃にも追加点のチャンスを得るも、当たり損ねのシュートは大きく枠を外れた。

モレイアは、自らのミスを挽回すべく、ゴール前の混戦から目の覚めるような2点目を決め、試合が荒れて交代となる直前にも、巧みな個人技で3点目を決めた。

試合は、アミカレのキャプテンであるラジット・シャラ、頭突きを受けた様に見えたダレン・ホワイトが不可解なジャッジで両者退場となり、荒れた展開となった。

シャラとホワイトの両者がピッチを後にする場面では、両チームのベンチが通路に駆け寄った。

オークランドシティFCの今大会3度目となる勝利によって、同じ日にバで行われた試合でルぺ・オレ・ソアガを8-1で下したFCガイッチャが準決勝に滑り込んだ。

これにより火曜日の試合では、FCガイッチャがオークランドシティFCと対戦する。ニューカレドニアのクラブが準決勝に進出するのは10年間で始めてである。

ラモン・トリビュリエッチ監督は、他にも退場者が出てもおかしくない程激しく当たってきたアミカレを凌いだチームを称えた。

「この試合のチームの戦い方を誇らしく思う。激しく当たって来る相手にも慣れて、今晩は冷静さを保つことができた」

「我々は23人の優れた選手を擁ており、FCガイッチャとの準決勝について考える前に、しっかりとリカバリーを行う」と、トリビュリエッチ監督は言った。

オークランドシティFCは、4月21日、火曜日にANZスタジアムで行われるOFCチャンピオンズリーグの準決勝でFCガイッチャと対戦する。

試合結果

Match Result
OFC Champions League
Saturday 18 April 2015
Auckland City FC 3 (Joao MOREIRA 3', 55', 63')
Amicale 0
Darren WHITE sent off
Rahit SHALA sent off

原文

Friday 17 April 2015

多彩なメンバーを揃えるアミカレ

土曜日にANZスタジアムで行われるOFCチャンピオンズリーグの試合でオークランドシティは、準決勝進出をかけて、才能豊かで、様々な国籍を持つ選手を揃えるアミカレに挑む。

バヌアツを代表するアミカレは、近年何度もオークランドシティを脅かしており、いずれも決勝で当たって敗れてはいるものの、OFCチャンピオンズリーグで2回、昨年の11月に行われたOFCプレジデントカップで1回対戦している。

とは言え、「赤い鶏」の異名を持つアミカレは、3年前にオークランドシティのOFCチャンピオンズリーグ27試合負けなしの記録を止め、昨シーズンも(フィジーの)ラウトカで行われた試合でオークランドシティを破っている因縁の相手でもある。

加えてアミカレは、(ホームの)ポートビラでの対戦ではあったことを差し引いても、オークランドシティを相手に最近3試合負けていない。

地元の実業家であるアンドリュー・レング氏が所有、運営するアミカレは、オークランドシティFCと同様に、国内のタレントと海外の有力選手を集めて作られている。

その結果アミカレは、11月にはプロチームであるブサイティーンを2-1で破る等、好成績を残している。

オークランドシティの、ラモン・トリビュリエッチ監督は、アミカレは土曜日に行われる重要な試合に多彩なメンバーを送り込んでくると予想する。

「アミカレは、多彩なチームである。ラジット・シャラ、カルロ・ポッリ、ミゲル・マグノーニを始めとするヨーロッパでのプレー経験のある選手が、クオリティーと戦術の理解に長けていることは重要である。彼らは、経験のある素晴らしい選手である」

「そこに、ミカー・レアラファ、オセア・ヴァカタレサウ、ケンシ・タンジスといった国内のタレントや、ネルソン・サレといった低い位置から攻撃を組み立てられる選手が加わり、まとまりのあるチームとなっている」

「ディフェンスのブライアン・カルタックとライティア・トゥイラウも良い選手である。アミカレは、オセアニアのタレントとヨーロッパの理解力が上手く融合た手強い相手である」

「アミカレはカウンターアタックを得意とし、個々の選手も意表を突く個人技で挑んでくるだろう」と、トリビュリエッチ監督は語った。

昨年もこの大会のグループリーグでアミカレと対戦したオークランドシティは、1-0で敗れ、ASピラエがワイタケレ・ユナイテッドを破る援護がなければ、グループステージであわや敗退というところまで追い込まれた」

金曜日にグループAでFCガイッチャがルぺ・オレ・ソアガと、グループCでへカリ・ユナイテッドがASテファナとそれぞれ対戦するので、今回も昨年と同じようなシナリオとなる可能性もある。

FCガイッチャとへカリ・ユナイテッドがそれぞれ大差で勝った場合、両チームとも勝ち点6となり、翌日行われる試合でオークランドシティFCかアミカレの敗れた方のチームと勝ち点で並ぶことになる。

準決勝の最後のチームは、グループリーグで2位の中で最も成績の良いチームに与えられるため、得失点差が最も優れたチームが選ばれることになる。

日程の都合で、オークランドシティFCとアミカレの両チームは、対戦する前の日に、両チーム共に準決勝に進出するために必要となるための条件を知ることができる。

引き分けた場合、両チーム共に勝ち点7となり、準決勝で両チームが再び顔を合わせ、へカリとFCガイッチャは敗退となる。

「準決勝の組み合わせは気になるが、他の試合の結果が終われば、より多くの情報を得ることができる」

「我々は、他チームの結果に左右させられることなく、自分のプレーを心掛け、集中力を切らさないことが大切である」と、トリビュリエッチ監督は言った。

アミカレ戦を前に、オークランドシティFCは2人の選手が負傷しているが、トリビュリエッチ監督は彼らの回復を期待する。

「選手のリカバリーは順調であるが、オスカー・ガルシアとライアン・ドフリースのふたりはケガをしており、少なくともふたりの内、どちらかひとりは使えればと考えている」と、トリビュリエッチ監督は言った。

両チームはこれまでに8回対戦し、オークランドが5勝、2敗、1引き分けの成績であるが、これまで大一番ではオークランドシティに分が良いことは特筆すべきだろう。

「アミカレは様々な方法で我々を苦しめてくるだろうが、自信を持って自分達のプレーができれば、結果はついてくる」

「アミカレについてかなりスカウティングを行っており、十分な準備ができていると思う」と、トリビュリエッチ監督は言った。

この試合は、2015年4月18日、土曜日の午後7時からスカイスポーツ5で生放送される。

準決勝は、4月21日、火曜日にスバのANZスタジアムで行われる。

試合予定

OFC Champions League
Saturday 18 April, 2015
Auckland City FC v Amicale
ANZ Stadium, Suva
Kickoff: 7.00pm NZST
Live on Sky Sport 5

これまでの対戦成績

OFC Champions League Final 2011
2 April Amicale 1-2 Auckland City FC
17 April Auckland City FC 4-0 Amicale

OFC Champions League Group Stages 2012-13
18 January 2012 Auckland City FC 3-2 Amicale
31 March 2012 Amicale 1-0 Auckland City FC

OFC Champions League Group Stage 2014
14 April Amicale 1-0 Auckland City FC

OFC Champions League Final 2014
10 May Amicale 1-1 Auckland City FC
18 May Auckland City FC 2-1 Amicale

OFC President's Cup Final 2014
23 November 2014 Auckland City FC 2-1 Amicale

原文

Wednesday 15 April 2015

オークランドシティFCがセミファイナルに一歩前進

オークランドシティFCは今週火曜日にスバでウエスタン・ユナイテッドを3ー0で下し、オセアニアチャンピオンズリーグの準決勝進出に一歩近付いた。
 
ダレン・ホワイトの2ゴール、グスタボ・ソウトの1ゴールにより後半3得点を挙げ、オークランドシティは2連勝を果たした。しかし、この勝利には痛い代償が伴った。

オスカル・ガルシアとライアン・ドフリースが故障し、この強力なFW2人が土曜日に行われるアミケイルとの重要な一戦に欠場する可能性が高いのだ。
 
ソロモン諸島のチャンピオンであるウエスタンユナイテッドとの試合は前半はほぼ互角 であった。ところが、現在3試合無失点であるオークランドのディフェンス陣を90分間通して破ることができなかった。
 
 しかしオークランドシティはまだ気を緩めることが出来ない。というのも、各グループ1チームしか準決勝へのキップを保証されていないからである。アミカレに勝利することでこのニュージーランド代表チームはその舞台に進むことが出来る。
 
2得点のホワイトはこれまででもっとも難しい試合だったとその一戦を振り返った。

「とてもタフな試合だったよ。拮抗していて、ウエスタン・ユナイテッドの選手たちはとても動きがよくて常に集中していなくてはいけない」
 
「私たちは自分たちのペースでボールを動かし続けるという、我々のゲームプランをしっかりと守って勝利を得ることができた」と彼は語った。
 
右サイドバックで出場したホワイトはドフリースの交代によって前線のポジションへ移った。
 
ホワイトはまた「試合中にだんだんとギャップが広がってきていることがわかった。以前右ウイングでプレイしていたので、前線に配置されて2ゴールを挙げられたこと、そして最後には勝利を収められたことにとても興奮したよ」と述べた。

オークランドシティの次の試合はスバの
ANZスタジアムでアミカレと土曜午後7時キックオフである。 
試合結果
 
オークランドシティFC 3(ホワイト 64、87、ソウト 72)ウエスタンユナイテッド 0

原文

Saturday 11 April 2015

オークランドシティ、初戦はスバに勝利

オークランドシティFCは、今日、フィジーのANZスタジアムで行われたOFCチャンピオンズリーグの初戦でスパを3-0で破り、幸先の良い大会のスタートを切った。

前回王者のオークランドシティは、チームの精神的支柱であるアイヴァン・ビセリッチ、新しくニュージーランド代表に選出されたばかりのライアン・ドフリース、中盤のレギュラー選手であるサム・バーフットを全て先発から外して試合に臨んだ。

才能と経験を持ち合わせたこの3人を欠いたオークランドシティではあるが、グスタボ・ソウトが2013年11月以来となる先発入りを果たすなど、計算できる顔ぶれとなった。

オークランドシティは前半11分、ストライカーのオスカー・ガルシアがエモリ・レガタに倒されてPKのをもらい、早くも得点のチャンスを得る。

これをデービッド・ブラウンが確実に決めて先制するも、オークランドシティは危ない場面を何度か迎える。

前半にニケル・チャンドの足元に果敢に飛び込んで頭を打ったゴールキーパーのタマティ・ウィリアムスが、後半開始直後のルシアテ・マタレレガのシュートを連続で止める。

しかしながら、オークランドシティが1-0のリードを守れるか危うくなったところで、途中出場のサム・バーフットが、後半19分にレガタのニアポストを破ってゴールを決める。

スバも、オークランドシティに対してプレッシャーをかけ続けるが、バーフットのゴールの直後に微妙な判定が下される。この日代理でキャプテンを務めるアンヘル・ベルランガの方向を変えるヘッディングをタマティ・ウィリアムスがペナルティエリアの外で手で扱ったかの様に見えた。

審判のノルバート・ハウタは、ANZスタジアムを埋める5,500人のファンのブーイングを受けながらも、このプレーを流す。

スバが懸命に試合の流れを取り戻そうとする中、オークランドシティFCのラモン・トリビュリエッチ監督は、ガルシアに変えてアダム・マクジョージを投入する。

元ニュージーランド代表で、オークランドシティに加わるのは3度目となるアダムは、残り時間4分となったところで、この日好プレーを見せたラガタの守るゴールを破って3-0とし、オークランドシティの勝利を確実にした。

他の会場で行われたOFCチャンピオンズリーグの試合では、準優勝の経験があり、昨年は準決勝まで進んだASピラエがサモアチャンピオンのルぺ・オレ・ソアガと3-3で引き分ける波乱があった。

オークランドシティの次の試合は、4月14日火曜日に行われるソロモン諸島代表のウエスタンユナイテッド戦。

試合結果

オークランドシティFC対スバ

AUC: 1- WILLIAMS (GK), 2- DORDEVICH, 4- BILEN, 5- BERLANGA, 9- WHITE, 13- CARRIL, 19- BROWNE, 20- GARCIA, 21- SOUTO, 22- MILNE, 25- DEN HEIJER.

SUBS: 24- SPOONLEY (GK), 3- IWATA, 8- MURPHY, 10- DE VRIES, 11- LINDSAY, 12- McGEORGE, 14- HOBBS, 15- VICELICH, 16- KIM, 17- MOREIRA, 18- D DRAKE (GK), 23- BURFOOT.

COACH: R TRIBULIETX

SUV:22- RAGATA (GK), 2- RADRIGAI, 5- MEDINA, 6- N CHAND, 7- RABO, 10- AMAN, 11- DUNADAMU, 12- UCULOA, 14- MATAREREGA, 17- SIVOKI, 19- JERMY.

SUBS: 1- TAMANISAU (GK), 3- TUIWAINIKAI, 4- DRELOA, 8- BOKO, 9- NAQALECA, 13- BAINIVALU, 15- NAVUNIGASAU, 16- DAVE, 20- DAMUDAMU, 21- NAISUA.

COACH: G SINGH

前半終了: 1-0.

試合終了: 3-0.

SCORERS:

David BROWNE (AUC) 11'-pen
Sam BURFOOT (AUC) 64'
Adam McGEORGE (AUC) 86'

原文

Friday 10 April 2015

スバ戦は絶対に負けられない

OFCチャンピオンズリーグの連覇を目指すオークランドシティFCは、土曜日にANZスタジアムで行われるスバ戦では、ミスは絶対に許されない。

オークランドシティはこれまで6度のオセアニアチャンピオンに輝き、今期も圧倒的な強さで国内リーグを制しはいるが、ラモン・トリビュリエッチ監督はフィージーで行われる今大会では更に厳しい戦いになると予想する。

「我々が対戦するスバは、ホームの試合となるので、高いモチベーションで臨んでくるだろう」

「スバは良いプレーを見せ、今大会で実力を証明しようとして来るはずなので、我々にとっては厳しい戦いになるだろう」

試合情報

OFC Champions League
Saturday 11 April, 2015
Auckland City FC v Suva
ANZ Stadium, Suva
Kick-off: 4.30pm NZST


AUC (from): 1. Tamati WILLIAMS (GK), 2. Marko DORDEVICH, 3. 岩田卓也, 4. Mario BILEN, 5. Angel BERLANGA, 8. Colin MURPHY, 9. Darren WHITE, 10. Ryan DE VRIES, 11. Cam LINDSAY, 12. Adam McGEORGE, 13. Ivan CARRIL, 14. Ant HOBBS, 15. Ivan VICELICH (c), 16. Daewook KIM, 17. Joao MOREIRA, 18. Danyon DRAKE (GK), 19. David BROWNE, 20. Oscar GARCIA, 21. Gustavo SOUTO, 22. Andrew MILNE, 23. Sam BURFOOT, 24. Jacob SPOONLEY (GK), 25. Michael DEN HEIJER.

COACH: Ramon TRIBULIETX.

SUV (from): 1. Uliasi TAMANISAU (GK), 2. Dave RADRIGAI, 3. Noa TUIVANIKAI, 4. Jale DRELOA, 5. Adrian MEDINA, 6. Nickel CHAND, 7. Pita RABO, 8. Inia BOKO, 9. Esava NAQALECA, 10. Abdul AMAN, 11. Maciu DUNADAMU, 12. Tamasi UCULOA, 13. Poasa BAINIVALU, 14. Rusiate MATAREREGA, 15. Waisake NAVUNIGASAU, 16. Shahil DAVE, 17. Kolonio SIVOKI, 18. Al-taaf SAHIB, 19. George JERMY, 20. Leone DAMUDAMU, 21. Sakaraio NAISUA, 22. Emori RAGATA (GK), 23. Giocomo RATTO (GK).

COACH: Gurjit SINGH.

原文

OFCチャンピオンズリーグの放送予定が決まる

オセアニアサッカー連盟(OFC)は、2015年フィジーエアウェイズ・チャンピオンズリーグの太平洋地域におけるライブ中継とその再放送が決定したことに安堵した。

スバで行われるの全ての試合は、フィジーや太平洋諸島で、 Sky Pacific Pay-Per-Viewでライブ放映される。限られた試合のみFBC TV、Fiji 1、MAITVの3つの放送局で無料で観ることできる。

ニュージーランド代表のオークランドシティとウェリントンのグループステージでの全試合と、準決勝、決勝はSky Sportでの放送が決定している。
 
バヌアツの放送局VBTCはTafeaとAmicaleの全試合をライブ放送する。日本ではJ-Sports が準決勝と決勝の模様を放送する。
 
また2015年フィジーエアウェイズ・チャンピオンズリーグのトーナメントの大会の様子を下記のOFCの公式YouTubeチャンネルから追うことができる。
 
OFC YouTube Channel - Fiji Airways OFC Champions League

試合のハイライトと再放送は試合後48時間以内にアップされることになっている。
 
また12チームによって競われる21試合の結果、内容はOFCの公式ウェブサイト、随時プレーの様子が投稿される公式ツイッターで追うことができる。

オセアニアチャンピオンになったクラブにはFIFAクラブワールドカップ2015への出場資格が与えられる。


原文

Sunday 5 April 2015

王者オークランドシティが頂点へ

オークランドシティは、日曜日にキューウィテアストリートで行われた2014-15シーズンのプレーオフ決勝で、ホークスベイ・ユナイテッドを相手に逆転で2-1の勝利を収め、通算6度目となるASBプレミアシップのタイトルを手にした。

しかしながら、前回王者のオークランドシティは、19分にライアン・ティンスレーに決められたPKを追う厳しい展開となった。

ホークスベイの規律があり、組織化された守備を前に立ち上がりは手を焼いたオークランドシティではあったが、38分に最近ニュージーランド代表にも召集されたライアン・ドフリースが同点弾を決めた。

後半に入ると、テンポを速めたオークランドが何度もチャンスを作り、62分にダレン・ホワイトのフリーキックをマルコ・ジョルジェビッチが頭で決めた。

試合は、開始10分程で早くも流れが決まり、ホークスベイが、オークランドシティに自陣でのポゼッションを許し、中盤でボールを奪い、カウンターで速攻を仕掛ける展開となった。

しかしながら、ホークスベイの組織化された陣形を前に、開始僅か5分で決定的な先制のチャンスを作り出したのはオークランドシティであった。

ダレン・ホワイトがペナルティエリアぎりぎりの位置からから放った曲がるフリーキックがゴールポストに当たり、ニュージーランド代表の韓国遠征から戻ったばかりのドフリースがリバウンドにヘッドで合わせるも、ボールは無人のゴールの上を越えて行った。

その10分後、ホークスベイは相手の出方に合わせる戦法で意表を突き、ショーン・ラブモアの右サイドのスピードのある突破からのクロスにサウル・ハルピンが決定的な形で合わせるも、大きくバウンドしたボールはクロスバーを越えて行った。

しかしながら、ミスを直ぐに忘れるかのようにホークスベイは、同じ方法で4分後にPKを獲得。ファクンド・バルベロがオスカー・ガルシアに倒されて得たPKをティンスレーが決めて1-0とリードを奪う。

2月22日に行われたカンタベリー・ユナイテッド戦以来となる先制を許したオークランドシティはその後、攻撃のテンポが遅く、突破の動きも緩慢で、相手の組織された4バックをなかなか攻略できない展開が続いた。

しかしながら、同じくニュージーランド代表の韓国遠征に参加したサム・バーフットが、38分に決定的な働きを見せた。浮き球で裏を突くと、アイヴァン・ビセリッチが絶妙の折り返し、ドフリースがカーブのかかった冷静なシュートで、ジョッシュ・ヒルをゴールを破り、1-1とした。

後半に入っても試合の流れは変わらず、ホークスベイが、オークランドのポゼッションの隙を狙う展開となるが、前半と異なり、オークランドシティがテンポを上げた。

48分にオークランドシティは、バーフットの素晴らしい個人技による突破が、ビリー・スコットのスライディングによって後一歩のところで止められ、それを取り返すべくバーフット自身が後半8分に放ったシュートもサイドネットに吸い込まれた。

その後もオスカー・ガルシアが至近距離からボレーシュートを放つなど、戦い方を変えたオークランドシティが得点のチャンスを何度もつかみ、試合は決定的な場面を迎える。

ホークスベイのペナルティエリアぎりぎりの位置でのピーター・オレアリーのハンドによりフリーキックを得たオークランドシティは、ホワイトの速いボールにジョルジェビッチがヒルの届かない所へ頭で合わせてゴールを決め、苛立ったホークスベイは怒りを露わにした。

その後、オークランドシティは効果的な試合運びで、前半脅威となったホークスベイのカウンターアタックを封じ、堅実に試合終了を迎えた、また一つ国内タイトルを手にし、素晴らしいシーズンの有終の美を飾った。

ASBプレミアシップ2014-15 プレーオフ決勝
4月5日(日)

Auckland City FC 2-1 Hawke’s Bay United (half: 1-1)
AC: Ryan De Vries 38’, Marko Dordevic 62’
HB: Ryan Tinsley (pen) 19’

Auckland City FC: 1. Tamati Williams (GK), 2. Marko Dordevic, 3. 岩田卓也, 4. Mario Bilen, 5. Angel Berlanga, 9. Darren White, 10. Ryan De Vries (12. Adam McGeorge 90’) 1, 15. Ivan Vicelich, 17. Joao Moreira (19. David Browne 82’), 20. Oscar Garcia, 23. Sam Burfoot (25. Michael Den Heijer 57’)

Substitutes not used: 11. Cameron Lindsay, 13. Ivan Carril, 19. David Browne, 22. Andrew Milne, 24. Jacob Spoonley (GK)

Coach: Ramon Tribulietx

Hawke’s Bay Utd: 1. Josh Hill (GK), 4. Ross Haviland, 5. Finlay Milne, 6. Ryan Tinsley, 9. Sean Lovemore, 10. Viktor Lekaj (16. Leon Birnie 87’), 11. Mario Barcia, 12. Saul Halpin, 19. Facundo Barbero (7. Troy Pennycooke-Morgan 71’), 21. Sean Liddicoat, 22. Billy Scott (8. Alex Palezevic 82’)

Substitutes not used: 2. Wade Randle, 26. Kyle Baxter (GK)

Coach: Brett Angell

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