ニアメ(ニジェール)‐元オークランドシティFCのストライカー、故ケリン・ジョーダンの息子のリアム・ジョーダンが、南アフリカU17代表の選手として、コートジボアールと2-2で引き分けた試合の後半に交代出場し、国際試合のデビューを果たした。
ニジェールで開催中のCAF U17選手権に出場していている南アフリカは、マリとカメルーンを含む強豪揃いのグループに入っている。
父が慣れ親しんだ背番号14を着けてピッチに立ったジョーダンは、自分のデビューはサッカー一家の新たな一歩に過ぎない、と話した。
「自分と亡くなった父が共に着けた番号だったので、特別に14番のユニフォームを選んだ」
「あの瞬間に父が誇らしげな笑みを浮かべて私を見下ろし、毎日私に刺激を与え続けていることを伝えたい」、とジョダーンは言った。
ケリン・ジョーダンは、2006年と2009年のクラブワールドカップ出場を含む、オークランドシティFCでの輝かしいキャリアによって、ASBプレミアシップの10年間で最も優れた選手に選ばれた。
ジョーダンは、南アフリカ代表としてタイトルを獲得、南アフリカ1部のマニング・レンジャース、モロクワ・スワローズ、プレトリア・シティといった有名なクラブれプレーした。
ジョーダンの父は、癌の長い闘病生活の末、2013年の10月に亡くなった。
マウントアルバート・グラマーの卒業生でもあるリアム・ジョーダンは、自分の父の足跡をたどって南アフリカ代表になったことに運命を感じている、と説明した。
「南アフリカのユニフォームを着たことは、私のこれまでのキャリアの中で最高の瞬間であった」
「コートジボワール戦のピッチに立った時、私は、国のために戦う誇りと貪欲さに満ちていた」、とジョーダンは言った。
ジョーダンは今後、南アフリカサッカー協会の大きな期待を受けることになるため、FIFAの選手登録に関する規定がもう一度見直されない限りは、ニュージーランド代表としてプレーすることはできなくなりそうだ。
「現時点ではニュージーランド代表の可能性が消えたのは事実だが、将来何が起こるか分からない」、とジョーダンは言った。「私は現在ビドヴェスト・ウィッツという南アフリカ1部のクラブと契約しており、当面はここに集中する」
「3月に帰国したら、デビューしたいと考えている」、とジョーダンは続けた。
元ウェリントン・フェニックスのストライカー、ジェレミー・ブッキーが南アフリカ1部に移籍したことも手伝って、ジョーダンのニュージーランドとのつながりは、これまで以上に強まっている。
「ジェレミー・ブルーキーもPSLのスーパースポートでプレーしているのはすごいこと。彼と対戦できるのを楽しみにしている」、とジョーダンは話した。
しかしながら、ジョーダンのニュージーランドとの一番のつながりは、家族ぐるみで愛情を注ぐネイビーブルースことオークランドシティFCであろう。
「オークランドシティFCは、いつでも私の心の中にある。このチームは、昨年モロッコで開催されたFIFAクラブワールドカップの成功に値する」
「アイヴァン・ヴァクシッチやスティーヴ・ヴァクシッチ、それからアーサー・イーガン、コーチングスタッフ、選手、そしてキューウィテアストリートを陰で支える人々すべてが、オークランドシティFCを、今日のような素晴らしいクラブに育てた」、とジョーダンは語った。
南アフリカU17代表の次の試合は、2月19日にニアメの州立スタジアムで行われるマリ戦。
マリは、初戦でカメルーンを3-1で下し、グループ首位に立っている。
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