カンタベリー・ユナイテッドがオークランドシティを待ち受ける
ASBプレミアシップ第12節の見どころは、カンタベリー・ユナイテッドがホーム、クライストチャーチのASBフットボールパークにオークランドシティを迎えて行われる、トップ4の2チームの対戦である。
現在3位グループの一番手として上位2チームを追う、ショーン・ディバイン監督率いるカンタベリー・ユナイテッドではあるが、今シーズン、ホームのASBフットボールパークで行われた5試合でわずかに2勝しかおらず、プレーオフ進出のためには、ホームでの戦い方を改善することがカギとなる。
ディバイン監督は、これまで浮沈みのあったリーグ戦を振り返り、土曜日に行われるオークランドシティとの試合で、勝ち癖を付けるきっかけがつかめれば、と話した。
「毎週けが人が出たり、何かしらの問題があったりで、継続して力が出せていないが、今週末の試合には集中して臨み、オークランド相手に結果をのこすことに集中する」とディバイン監督は語った」
「相手は素晴らしいチームなので、難しい試合になるだろう。クラブワールドカップでの彼らの大活躍については誰もが知っているが、彼らはクライストチャーチでの試合を苦手としているし、ピッチの上では、隙あらば勝利を、またそうでなくとも少なくとも自分たちがトップ4を維持できる結果を得たい」
そのためにも、ディバイン監督は、気合が入る自分のチームに対し、球際のプレーの質を要求する。さもなければ、アウェーのオークランドに勝ち点をさらわれる結果となるだろう。
「相手のボールキープ時間が長くなれば、それだけ苦しくなる。今週は、その対策を練ってきた。
「このような試合には慣れている。リーク最強のチームを相手に、我々の選手は気合が入っている。今週、良いトレーニングができており、サザン・ユナイッテド線の結果も我々にとって自信となっている」
先週行われたワイBOPユナイテッド戦に勝利した後で、オークランド市のレン・ブラウン市長とニュージーランドサッカー協会のマーク・アスプデン会長から表彰を受けた、オークランドシティのトリビュリエッチ監督は、3連勝中のチームは調子を上げていると考える。
「モチベーションが回復し、おそらくベストのチーム状態に戻ってきた」と、トリビュリエッチ監督は語った。
「まだ完ぺきではないが、中断明けの頃に比べて悪くはない。これは過程であり、抑えていた調子を取り戻す必要があり、これからの数週間でベストの状態まで持っていきたい」
トリビュリエッチ監督にとって、この過程で次の難関となるのが、アウェーのカンタベリー・ユナイテッド戦である。
「プレシーズンで戦った相手なので、試合のイメージはできている。もちろん、プレシーズンの時には出場していない、好調な選手がいることも知っている」
ワイタケレから移籍したアダム・ディキンソンのことは、もちろん良く知っている。復帰したステュ・ケリー、そしてアーロン・クラファムの3人がおそらく相手のベストプレーヤーであろう。
「手強い相手になることは分かっている。順位的にも我々のすぐ後ろの彼らは、今では他のどのチームもそうであるように、我々を相手にすることでモチベーションが上がっている。難しい試合になるだろう」
「プレシーズンで彼らは、我々との試合で二つの異なる試みを仕掛けてきた。その一つは、常套手段ではあるが、後半にプレッシャーをかけ我々を押し込むというものであった。あらゆる状況に対し準備が必要となる」
トリビュリエッチ監督は、土曜日の試合を、ひとつの取り組みを試す機会であると考えている。すなわち、敵の誘いに乗らずにボールをキープすること。
「ポゼッション以外にも課題はある。ここ2試合では失点も多く、トップ4に残るためには改善しなければならない」
アウェーのこの試合で、オークランドシティは、新規加入のアイヴァン・キャロル・レグエイロがデビューする予定。
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