オークランドシティの主力が移籍を視野に入れているとニュージーランド・ヘラルドが報じる
ニュージーランド代表のミッドフィールダーでもあるティム・ペインがMLSへの移籍を視野に入れており、オークランドシティではちょっとした人材の流出が始まっている。
ペインは、昨年12月に行われたFIFAクラブワールドカップでオークランドシティが快進撃を見せたことにより、移籍が決まった、もしくは移籍が噂される複数の選手の内のひとりである。
同じ様な現象は、2010年ワールドカップ後のニュージーランド代表選手にも見られたが、その時は結果的に、ウィンストン・レイドがウェストハムに移籍したのみであった。しかしながら、オークランドシティの場合は、クラブワールドカップで3位となったことで、結果的に自分の首を絞めることになりつつある。
クラブワールドカップのPK線でふたつの決定的なゴールを決めたペインは、ポートランド・ティンバーズのトライアルを受けており、ニュージーランド国内リーグの終盤とオセアニアチャンピオンズリーグへの出場が危ぶまれる。
一方、ストライカーのファブリツィオ・タバノはメキシコのクラブ・デ・フットボールティグレのトライアルを受けている。これは大きなチャンスである。モンテレーに本拠地を置くこのクラブは、メキシコのトップリーグ(リーガMX)に属し、3回のリーグ優勝(最近では2011年)を誇る。
このチームには、ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、エクアドル、アメリカの選手も所属している。
メキシコ出身のタバノは外国人とはみなされず、リーガMXのサントス・ラグーナというクラブのユースで2シーズンプレーした経験もある。
その前には、エミリアーノ・タデが、アルゼンチンの故郷のチーム、クラブ・アトレティコ・デ・ミトレに凱旋している。
ディフェンダーのジョン・アービングは、リーグ2のポーツマスのトライアルを受けており、イングランドのシーズンが終わる7月に移籍する可能性がある。
「とても難しいが、これが現実」とオークランドシティのトリビュリエッチ監督は語った。プロ契約をするという夢を勝ち取った選手のことを嬉しく思う一方で、シーズン中の、特にプレースタイルを再構築している段階で、中心選手を放出するのは痛い。別の誰かを入れれば良い、と言う訳ではない」
オークランドシティの全ての選手と同様に、クラブワールドカップの成功を陰で支えたトリビュリエッチ監督自信にも注目が集まる。トリビュリエッチ監督は、海外の複数クラブから打診を受けていることを隠そうとしないが、シーズン終了まで全てを封印する。
「今は、オークランドシティで仕事をすることが優先。国内リーグ、そしてフィジーで開催され今年は厳しい戦いが予想されるオセアニアチャンピオンズリーグが待ち受ける。前にも話した通り、私はオークランドシティでの仕事が好きだ。特別な条件でもなければ、このチームを離れることはない」
ニュージーランド・ヘラルド日曜版 マイケル・ブルゲス(文)
原文
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