Monday, 18 January 2016

10人のオークランドシティ、劇的な引き分けを拾う

(2016年1月17日、ウェリントン)オークランドシティFCとウェリントンチームの試合は、お互い2点を取り合う手に汗握る試合展開となった。この引き分けによりオークランドシティFCは首位を維持した。

この試合はPK・レッドカード・ゴールに衝突とあらゆる事が起きた試合内容だったが、決定的な事は、この試合を受けてASBプレミアシップのタイトル争いにホークスベイとカンタベリーユナイテッドがわずか2点差まで迫ってきているという事だろう。

試合開始5分にホームのチームウェリントンがゴール前の混戦から、Bill Robertsonのゴールで先制すると、その僅か4分後には相手GKのクリアミスのチャンスをEmiliano Tadeが確実に決め、同点とした。開始わずか15分時点でこの試合は、とても白熱した試合となった。

この試合一番のドラマは、チームウェリントンがPKのチャンスを得たことだろう。

1度はBen HarrisPKJacob Spoonleyが止めるも、それがファウルの判定となり2度目のPKを献上。

2度目のPKではHarrisが落ち着いて決め再びチームウェリントンがリード。またこの一連のプレーによりSpoonleyDarren Whiteが警告を受けた。

その後、前半23分にはオークランドシティFCは再び同点に追いつき試合は更に盛り上がりをみせた。

Mario Barciaがファウルで警告を受けると、ゴールからわずか数メートルの位置からTadeが美しいフリーキックを放つ。するとそれは、相手GK Scott Basalajを抜けてゴールへと吸い込まれた。

オークランドシティFCJoao Moreiraがヘディングシュートを放つも相手GK Basalajに阻まれ、チームウェリントンも前半終了間際に3点目の決定機を得るも、DFJesse Edgeがそれをギリギリで阻止するなど、両チームともチャンスを作り続けた。

その日のドラマは後半にも訪れた。オークランドシティFCGK Spoonleyが再びHarrisへのファウルにより、今度はレッドカードの退場処分となった。

チームウェリントンはこれで3度目のPKのチャンスを得た。オークランドシティFCFWMicah Lea'alafaを下げて、GK Danyon Drakeを投入。するとDanyon DrakeHarrisから右下に放たれたPKを防ぎ、素晴らしいファーストプレイで試合に入った。

後半残り7分を切ったところで、オークランドシティFCはチームウェリントンのコーナーキックからカウンターを仕掛けると、それがクロスバーを直撃。あわや勝ち越しのチャンスとなった。最後まで目が離せない試合展開を見せた。

オークランドシティFCはこれで、現在までにASBプレミアシップの20試合を消化。182分け。昨年にウェリントンフェニックスに1-3での逆転を喫して以来、未だ負けなしとなっている。

チームウェリントンとオークランドシティFC128()に今度はQBEスタジアムにて今シーズン3度目となる対戦をする。

試合結果 2016117()

チームウェリントン  2 (Bill ROBERTSON 5', Ben HARRIS 12'-pen)

オークランドシティFC 2 (Emiliano TADE 9', 23')

前半終了時: 2-2.

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