この試合はPK・レッドカード・ゴールに衝突とあらゆる事が起きた試合内容だったが、決定的な事は、この試合を受けてASBプレミアシップのタイトル争いにホークスベイとカンタベリーユナイテッドがわずか2点差まで迫ってきているという事だろう。
試合開始5分にホームのチームウェリントンがゴール前の混戦から、Bill Robertsonのゴールで先制すると、その僅か4分後には相手GKのクリアミスのチャンスをEmiliano Tadeが確実に決め、同点とした。開始わずか15分時点でこの試合は、とても白熱した試合となった。
この試合一番のドラマは、チームウェリントンがPKのチャンスを得たことだろう。
1度はBen HarrisのPKをJacob Spoonleyが止めるも、それがファウルの判定となり2度目のPKを献上。
2度目のPKではHarrisが落ち着いて決め再びチームウェリントンがリード。またこの一連のプレーによりSpoonleyとDarren Whiteが警告を受けた。
その後、前半23分にはオークランドシティFCは再び同点に追いつき試合は更に盛り上がりをみせた。
Mario
Barciaがファウルで警告を受けると、ゴールからわずか数メートルの位置からTadeが美しいフリーキックを放つ。するとそれは、相手GK Scott Basalajを抜けてゴールへと吸い込まれた。
オークランドシティFCはJoao Moreiraがヘディングシュートを放つも相手GK Basalajに阻まれ、チームウェリントンも前半終了間際に3点目の決定機を得るも、DFのJesse Edgeがそれをギリギリで阻止するなど、両チームともチャンスを作り続けた。
その日のドラマは後半にも訪れた。オークランドシティFCのGK Spoonleyが再びHarrisへのファウルにより、今度はレッドカードの退場処分となった。
チームウェリントンはこれで3度目のPKのチャンスを得た。オークランドシティFCはFWのMicah Lea'alafaを下げて、GK Danyon Drakeを投入。するとDanyon DrakeはHarrisから右下に放たれたPKを防ぎ、素晴らしいファーストプレイで試合に入った。
後半残り7分を切ったところで、オークランドシティFCはチームウェリントンのコーナーキックからカウンターを仕掛けると、それがクロスバーを直撃。あわや勝ち越しのチャンスとなった。最後まで目が離せない試合展開を見せた。
オークランドシティFCはこれで、現在までにASBプレミアシップの20試合を消化。18勝2分け。昨年にウェリントンフェニックスに1-3での逆転を喫して以来、未だ負けなしとなっている。
チームウェリントンとオークランドシティFCは1月28日(木)に今度はQBEスタジアムにて今シーズン3度目となる対戦をする。
試合結果 2016年1月17日(日)
チームウェリントン 2 (Bill ROBERTSON 5', Ben HARRIS 12'-pen)
オークランドシティFC 2 (Emiliano TADE 9', 23')
前半終了時:
2-2.
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