Tuesday 28 April 2015

チャンピオン!

オークランドシティFCは、今晩Suvaで行われたチーム・ウェリントンとの対戦でペナルティ戦を4-3で制し、5シーズン連続でOFCチャンピオンズリーグのタイトルを手にした。

試合開始後わずか14分におけるJoao Moreiraによるペナルティによる得点により、オークランドシティFCがボールポゼッションを支配し、時折緊張感の走るシーンが訪れる試合を落ち着かせた。

オークランドシティFCディフェンスは、チーム・ウェリントンの攻撃を抑え、最大の脅威であるセットプレイからの攻撃さえもほとんど許すことはなかった。

チーム・ウェリントンの最も危険な攻撃は、対戦相手であるオークランドシティFCのディフェンダー岩田卓也の厚意によりもたらされ、彼の予測不能のバックパスにより、チームメートのゴールキーパーTamati Williamsは即興で、不格好なヘディングによるクリアをさせられることになった。

しかし、試合は後半にドラマチックな展開を見せ、試合終了まで残すところわずか6分のところで、チームウェリントンのIan Hoggが値千金の同点弾を決め、試合を1-1の同点へと戻した。
 
もし、延長前半をチーム・ウェリントンのゲームだったならば、後半は、オークランドシティFCが試合を優位に進めたと言える。チーム・ウェリントンのChris Baleが退場し、2本目のペナルティキックが与えられたが、Darren Whiteのシュートは、チーム・ウェリントンのゴールキーパーMichael O'Keefeによって止められ、試合はOFCチャンピオンズリーグのファイナル史上初のペナルティ戦までもつれることとなった。

ペナルティ戦で、オークランドシティFC のゴールキーパーTamati WilliamsLuis Corralesのシュートをセーブし、再びネーヴィーブルーズのヒーローとなる一方、Ian Hoggはペナルティをクロスバーの上へと蹴ってしまった。チーム・ウェリントンのO'KeefeMario Bilenのペナルティを止め、チームをレース(試合)に留めたが、Daewook Kimが試合を決定するシュートを防ぐことはできなかった。

この勝利により、ネーヴィーブルースは、日本で開催されるFIFAクラブワールドカップへの出場権と659千ドル(約8千万円)を得ただけでなく、レアルマドリードが1956年から1960年にかけて樹立した5大会連続のチャンピオンズリーグ優勝の記録に並んだ。

ファイナルキックオフ前の時点で、4大会連続でチャンピオンズリーグのタイトルを手にし、アルゼンチンのインディペンディエンテと同じ記録で並んでいたオークランドシティFCは、この試合の勝利により、7つの大陸チャンピオンズリーグタイトルを手に入れ、ACミラン、インディペンディエンテと並び、合計チャンピオンズリーグタイトル数の記録で3位タイとなった。

Ramon Tribulietx監督の指揮下で、チームが持つ7つのチャンピオンズリーグタイトルの内5つを手にしたオークランドシティFCの上には、10個のチャンピオンズリーグタイトルを保持するレアルマドリード、そして、8つのタイトルを持つアルアハリの2チームがあるのみとなった。

この試合の勝利により、オークランドシティFCは、FIFAクラブワールドカップにおける銅メダルの獲得の他、OFCチャンピオンズリーグ、OFCプレジデントカップ、ASBプレミアシップマイナータイトル、ASBプレミアシップタイトルを全て制覇するという史上初の成功を収めたシーズンを終えた。

このチーム・ウェリントンに対する勝利は、2015111日から続くネーヴィーブルースの全ての大会における連勝記録を18へと延ばした。また、クラブは、6つの国内リーグタイトルを保持し、最多タイトル数を誇るマウント・ウェリントン、クライストチャーチ・ユナイテッドの記録に並んだ。

フィジーで行われた今回のOFCチャンピオンズリーグにおいて記録した495分間無失点での5連勝もまた、オセアニア記録であり、最後に喫した失点は201453日に行われたOFCチャンピオンズリーグファイナルにおける失点まで遡る。

モロッコで行われたFIFAクラブワールドカップにおいてオークランドシティFCは、ウズベキスタンとの0-0の引き分けを含む250分間無失点という素晴らしい記録を達成した。

他に達成したマイルストーンの中には、最初のASBプレミアシップ優勝クラブ、または、FIFA主催の大会において初めてメダルを獲得したニュージーランドのチームとなったことが挙げられる。

オークランドシティFCは、また、Halberg Awardsのチーム・オブ・ザ・イヤーにもノミネートされ、一方、チームのベテランキャプテンIvan Vicelichは新年のニュージーランドメリット勲章の受勲者リストに名前が載せられた。

チームは428日火曜の早朝午前1:45にオークランドに戻り、52日土曜日にチームのベースであるサンドリンガムでのアウォードディナーが素晴らしいシーズンの最後の活動となる。
 

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