Thursday 15 January 2015

ビセリッチの決勝点で、オークランドシティ勝利


水曜日にアルバニーのQBEスタジアムで行われたワンダラーズSCとの接戦を1-0で制したオークランドシティは、ASBプレミアシップの2位に浮上した。

61分にコーナーからビセリッチがヘディングシュートを決めたオークランドシティは、日曜日に行われたウェリントン・フェニックスとの試合に敗れた後で、ASBプレミアシップで2015年の初勝利を収めた。

オークランドシティのトリビュリエッチ監督は、12月にモロッコで開催されたFIFAクラブワールドカップとホリデーシーズンに行われた日本代表との親善試合での戦いを終え、ASBプレミアシップで再度自分達のペースを掴もうとしている中で貴重な勝利を収めたと語った。

「前半はとても良かったと思う。我々は、上手にプレーできていた」とトリビュリエッチ監督は言った。

「後半も頑張ろうとしたのだが、おそらく少しエネルギー不足だった。元通りにエンジンを掛け直すのに少々苦労しているが、これは想定内」

「今日は最後に勝ち点3と勝利を挙げることができた。多くのチャンスを作り、一本のコーナーをものにした」

「待ちに待った勝利を挙げ、これをきっかけに自分たちのペースがつかめれば良い」

試合はワンダラーズSCのペースで始まり、Andre de Jong、Clayton Lewis、Moses Dyer の中盤がオークランドのポゼッションのリズムを崩したが、決定的なパスは少なかった。

前半最初に決定機を掴んだのはオークランドシティ。28分にタバノがペインの走りこんだ先に美しいバスを送るも、ペナルティエリアの中でボールを受けることはできなかった。

前半30分過ぎ、ワンダラーズがLewisが左サイドの巧みなパス交換からペナルティエリア内にクロスを上げ先制点を奪うかに見えたが、オークランドシティのキーパー、ウィリアムスがDe Jongの前でボールに触り、コーナーに逃れた。

その2分後、オークランドシティが前半最大のチャンスを迎える。ドフリースがペナルティエリアに切り込むも、ワンダラーズのストッパー、Hirstが上手く足に当て、こぼれ球を拾ったイッサのシュートもワンダラーズのディフェンス陣が戻って防いだ。

前半終了間際、ワンダラーズがまたチャンスを作る。Lewisのコーナーのクリアが中途半端になったところを、ファーポストにクロスを上げ、Payneが完璧に合わせた。しかしながら、ポールはゴールネットを揺らすことはできず、クロスバーの上をかすめていった。

後半が始まると、交代で入ったブラウンがオークランドシティに力を与える。エリアに入ろうとしたとことで、きわどいタックルを受け転倒、ペインのキーパーの左下を狙ったフリーキックは惜しくもHirstのスーパーセーブに阻まれた。

その直後、コーナーキックからのボールに体半分抜け出したニュージーランド代表のレジェンド、ビセリッチの強力なヘッドを決める。ワンダラーズは、その後Lewisの鮮やかなアーリークロスに交代で入ったKikollyがボレーで合わせるなど反撃を試みるが、ビセリッチの存在感がこの試合を決めた。

トリビュリエッチ監督は、ASBプレミアシップに戻ったばかりで、国内リーグで王者の貫録を見せるにはまだ時間が必要だと話した。

「フレッシュな状態を取り戻さなければならない。フィットネスを回復させ、モチベーションを上げると共に、タイトル争いに加わる意気込みを高めていかなければならない」

「これからの数試合でリズムを取り戻し、力を回復させ、チームとしての戦術理解と団結を取り戻すことに集中する」

一方で、ワンダラーズのBazeley監督は、不完全燃焼に終わった試合を振り返り、

「正直に言って、この試合を落としたことにがっかりしている」と語った。

「我々は勇敢に戦い、上手く試合を運び、オークランドの陣内で何度もボールを奪った」

「(我々は)何度か大きなチャンスを作り出したが得点を挙げることができずに、一本のコーナーで試合が決まった。偉大なるビセリッチの得意とするヘッドにやられた」

「全力を尽くした今日の試合の流れでは、我々が勝ち点を得てもおかしくなかった。コンディションも良く、プレスも効いて、相手に自由にボールを持たせなかった」

「相手はいつもの調子ではなかったと思う。相手を追い詰めたが、後一歩及ばずゴールを奪ってプレッシャーをかけることができなかった」

オークランドシティの次の試合は、日曜日に行われるアウェイのホークスベイユナイテッド戦。一方のワンダラーズは、土曜日にホームのQBEスタジアムにワイタケレユナイテッドを迎える。

ASBプレミアシップ 2014-15
1月14日(水)

ワンダラーズSC 0-1 オークランドシティFC (前半: 0-0)
WS: –
AC: ビセリッチ 61’

ワンダラーズSC: 12. Damian Hirst (GK), 2. Brock Messenger, 3. Deklan Wynne, 6. Sam Brotherton, 10. Moses Dyer (4. Te Atawahi Hudson-Wihongi 81’), 13. Stuart Holthusen (11. Finn Cochrane 56’), 14. Andre De Jong, 17. Daniel Bowkett, 18. Clayton Lewis, 19. Cory Brown, 20. Noah Billingsley (9. Angus Kilkolly 68’)

出場なし: 1. Zac Speedy (GK), 8. Mario Ilich

監督: Darren Bazeley

オークランドシティFC: 1. ウィリアムズ (GK), 3. 岩田, 5. ベルランガ, 8.ペイン , 9. ホワイト, 10. ドフリース, 14. イッサ (19. ブラウン 48’) 15. ビセリッチ, 20. タデ, 23. バーフット (11. リンジー 63’), 25. タバノ

出場なし: 12. マクジョージ, 17. ジョルジェビッチ, 24. スプーンリー (GK)

監督: トリビュリエッチ

原文










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