Friday 6 March 2015

バーフットとドフリース、ニュージーランド代表に

ニュージーランド代表のアンソニー・ハドソン監督は金曜日、3月31日にソウルで韓国代表と対戦試合へ向けて、若手を含むメンバーを発表した。

2018年FIFAワールドカップ出場を目指すチーム作りを進める中、ハドソン監督のメンバー選考には、若手の有望選手に経験を積ませ、その中からロシアを目指すチームの中心となる選手が現れることを期待する意図が垣間見える。

今回初召集された8選手の内4人は海外に拠点を置く選手である。ギリシャスーパーリーグのPAS Gianninaに所属するディフェンダーのThemistoklis Tzimopoulos (29)とルーマニアリーガ1のUniversitatea Cluj に所属するミッドフィールダーのBenjamin van den Broek (27) も召集された。

更に、ニュージーランド年代別代表のMax Crocombe (イングランドリーグ2、Oxford United) とStefan Marinovic (ドイツ3部、SpVgg Unterhaching)も召集された。

Crocombe は、Storm Roux、Bill Tuiloma、Tyler Boydを擁し2013年にトルコで開催されたU20ワールドカップに出場したメンバーであり、一方のMarinovicは、2011年にコロンビアで開催されたU20ワールドカップに出場したメンバーである。

前回、中国とタイに遠征した際にゴールを守ったJake Gleesonは、ケガのため今回は召集を見送られた。

ハドソン監督は、Tzimopoulosとvan den Broekは、ニュージーランド代表としてプレーする資格のある選手を世界中から独自に探して見つけたと言う。

「多くの選手の名前がリストに挙がったが、その中の何人かはチームにクオリティと深みを与えることができると感じ、その中からこの2人を選んだ」、とハドソン監督は語った。

「Themiについては、ウェリントンで我々に連絡を取ってきた者を通してつながった。彼の家族の出身地でもある。Benjaminは市民権を申請していたし、Ryan Thomasが彼を推薦し、申請プロセスを支援してもいた」

「候補選手の名前が挙がってからは、彼らの試合をチェックし、過去の試合を見て、ようやく選手を選び、召集に至った」

一方で、ニュージーランドを拠点とする4選手も、今回代表チームに初召集された。

オークランドシティFCのサム・バーフット(20)とライアン・ドフリース(23)の2人にとってはフル代表として初の出場チャンスである一方で、ワンダラーズSCのSam BrothertonとClayton Lewisも召集された。

ハドソン監督は、Brotherton (18) やLewis (18)らは、ニュージーランドサッカー協会が推進、エリートレベルの選手養成を要請するために作られたチームでのパフォーマンスが評価されてチャンスを手にした。

「今回召集した選手の動向は常に追っており、実際に練習や試合を見て、我々のチームにふさわしいと判断した。技術とパフォーマンスだけでなく、強い個性を持っていることを基準に今回選手を選んだ」

「これからオリンピック予選が終わるまでは、若手の誰をフル代表に引き上げ、ワールドカップ予選を戦うメンバーに加え、我々の時間と全ての力を注いで育てるかを見極める段階である」

ハドソン監督は、ニュージーランド代表の今後へ向けての基礎固めをした後で、FIFAランキング54位の韓国と3月に対戦する目的は明確であると言う。

「今回の遠征では、高い目標を掲げる。プレースタイルが何処まで進歩したかを確認したい。レギュラーメンバーの多くは、これまでの何度かの遠征に参加し、プレースタイルを作り上げてきた。新しい選手には、プレースタイルを理解し、チームに貢献することを期待する」

「トップレベルの選手を擁するアジア最強レベルのチームにどこまで通用するか試したい。特に2、3年の内にこのレベルの試合で、このレベルの選手と対戦するすることが期待される若い選手にとっては、またとない経験を積む機会となるであろう」

ニュージーランド代表(韓国戦)
2015年3月
(代表出場試合数/得点/所属クラブ)

ゴールキーパー
Max Crocombe (0/0 – Oxford Utd, ENG)
Stefan Marinovic (0/0 - SpVgg Unterhaching, GER)
Defenders
Michael Boxall (11/0 – Wellington Phoenix, NZL)
Sam Brotherton (0/0 – Wanderers SC, NZL)
Thomas Doyle (1/0 – Wellington Phoenix, NZL)
Louis Fenton (1/0 – Wellington Phoenix, NZL)
Winston Reid (capt – 18/1 – West Ham Utd, ENG)
Storm Roux (6/0 – Central Coast Mariners, AUS)
Themistoklis Tzimopoulos (0/0 - PAS Giannina FC, GRE)
Deklan Wynne – (2/0 – Wanderers SC, NZL)

ミッドフィールダー
Sam Burfoot (0/0 – Auckland City FC, NZL)
Clayton Lewis (0/0 – Wanderers SC, NZL)
Michael McGlinchey (30/3 – Wellington Phoenix, NZL)
Ryan Thomas (4/0 – PEC Zwolle, HOL)
Bill Tuiloma (7/0 – Olympique Marseille, FRA)
Benjamin van den Broek (0/0 - FC Universitatea Cluj, ROM)

フォワード
Kosta Barbarouses (28/2 – Melbourne Victory, AUS)
Tyler Boyd (5/0 – Wellington Phoenix, NZL)
Ryan De Vries (0/0 – Auckland City FC, NZL)
Marco Rojas (20/1 – FC Thun, SWI)
Joel Stevens (2/0 – Wellington Phoenix, NZL)
Chris Wood (37/13 – Ipswich Town FC, NZL)

マネジメントスタッフ
Head coach: Anthony Hudson
Assistant coach: Alex Armstrong
Goalkeeper coach: Paul Gothard
U-20 Head coach: Darren Bazeley
Manager: Rob Pickstock
Doctor: Chan Dassanayake
Head Physio: Roland Jeffrey
Physio: Mark Palmer
Sports Scientist: Aidan Wivell
Performance Analyst: Jase Kim
 試合予定
韓国代表対ニュージーランド代表
3月31日火曜日午後8時(ニュージーランド時間4月1日水曜日午前12時)
ソウルワールドカップスタジアム(ソウル)

関連情報
アンソニー・ハドソン監督インタビュー(www.phototek.co.nz作成)

原文

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