ガンバ大阪の長沢 駿が均衡を破る先制弾を決めるも、80分にはサンフレッチェ広島のドウグラスが同点弾を、しかしその直後にガンバ大阪の今野 泰幸が自身のチャンピオンシップ2点目となる勝ち越し点を決めた。
このまま終わるかと思われたが、アディッショナルタイム開始1分に佐々木がヘディングで押し込み同点に、更に96分には柏が勝利を呼び込む勝ち越し弾を突き刺した。
この結果、次節(12月5日)をホームで迎える広島が大きく優位に立った。
「我々は先制と1度は勝ち越しを許してしまったが、今年のシーズンでも見せたように粘り強く逆転に持っていく力をこの大一番でも見せてくれた。」
「2-2で終わっていてもアウェイゴールのルールで、決して悪くはない結果だったが、勝ちにこだわり、また、選手が相手の状況を見て、何をすべきかを考え、それをしっかりプレーできたことが最後の決勝点につながったと思います。」
「しかし、まだ第1戦であって、決着はまだついていない。」と話すサンフレッチェ広島の森保 一監督。
今回、2012年と2013年の年間チャンピオンのサンフレッチェ広島(当時はオーソドックスな1ステージ制)は、2015年度の第2テージの優勝/年間勝ち点1位として、直接、決勝への出場権を得た。
ガンバ大阪は年間勝ち点3位で終えるも、チャンピオンズシップ準決勝で浦和レッズを延長戦の末3-1で破り、決勝へと進出してきた。
ガンバ大阪の長谷川 健太監督は、先の準決勝で3点目を決めたブラジル人ストライカーのパトリックではなく、この日長沢 駿を先発に起用した。
肌寒い夜の試合、ガンバ大阪は早い段階から、オ・ジェソクのシュートがわずかにクロスバーの上に逸れたり、開始9分には阿部 浩之の決定機だったりと、いくつかのチャンスを創り出していた。
通算得点ランキング1位の佐藤 寿人は前半19分には広島のミキッチのクロスを頭で合わせるが、シュートはわずかに逸れてしまい、この決定機を決めきれなかった。
ガンバ大阪のストライカー宇佐美は、この試合でも、得意のサイドから何度も広島を脅かした。
ガンバ大阪は思いがけない形で均衡を破る。60分にサンフレッチェ広島の佐々木からのパスを森崎 和幸がスルー(千葉 和彦がカバーしていると思い込んだため)、そこをガンバ大阪の長沢が奪い先制点を決めた。
長沢に変えてパトリックを投入するも、追加点の大きなチャンスを外してしまう。突き放せなかったガンバは、浅野 拓磨のミドルシュートをヘディングでコースを変えたドウグラスに同点弾を浴びてしまう。
残り9分を切ったところで、先の浦和戦でも先制点を決めた、ガンバ大阪の今野が勝ち越しゴールを決め、再び試合をガンバのリズムに引き戻した。
しかし、ガンバ大阪のオ・ジェソクが清水へのファールにより退場処分となり数的不利に。フリーキックでサンフレッチェは青山敏弘のクロスを佐々木がヘッドで叩き込み同点にすると、更にドウグラスのミスキックを浅野がシュート、その溢れを最後に柏が押し込み広島が逆転となった。
「アウェイで勝ち点3が取れたことは最高ですね。」
「青山から最高のボールだったので、自分は合わせるだけでした」と佐々木は語る。
(Japan Timesより引用)
(Japan Timesより引用)
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